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未来みやざき子育て県民運動 子育て応援フェス!

変わる・変われる”からだ”

女性は妊娠・出産を通して骨格や筋肉、神経や血液の流れ、呼吸の仕方や動き方など頭の先から足先まで全身包括的に変わります。また、ホルモンの影響もあり骨格を支えてくれる靭帯がゆるみやすくなり、体の位置を安定させることやバランスをとることが難しく、時に筋肉の疲労や痛みを伴うことがあります。

このような変化を経て、出産後はすぐに新生児育児生活がスタート!

身体は徐々に回復していこうとしますが、痛みや不調がある場合、また、しっかりと栄養や休養が取れていない場合は育児や日常生活を送ることが困難と感じることも多々。

この時に、痛みの度合いや感じ方に個人差がありますが、破局的思考(はきょくてきしこう)や運動恐怖回避思考(うんどうきょうふかいひしこう)と言って、思考パターンまで変わってしまうことがあり、動くことが億劫で活動量が低下したり、うつ傾向に陥ることもあります。

このような場合は、産婦人科の健診時や最寄りの助産院や助産師さんに問い合わせてみたり、各自治体が主催している産後ケア事業等もありますので、お住まいの市町村の母子保健を担当する課に問い合わせてみてもよいと思います。

専門家や子育て支援サービスを上手に利活用し、より快適に子育て生活が送れますように。

執筆:NPO法人PTプラネットみやざき 理学療法士 新地美穂氏

  • コラム|2020.12.24